・ボキャブラリー
難しい言葉には、簡単な言葉にはない細やかなニュアンスがあります。
例えば、「集団的自衛権」という言葉。簡単に言うと、
仲間の国が攻撃されたとき、協力して共同で防衛することができる権利のことです。
「仲間のために戦ってはダメなの?」という素朴な疑問がありますが、
日本の自衛隊は、憲法との関係でこの権利を使えないことになっていました。
しかし、安倍晋三内閣は、戦争をしないと定めた
日本国憲法九条をどう考えるかという「解釈」を変えて、
これを認めようとしているのです。
自衛隊のあり方が大きく変わるかもしれません。
たった一つの言葉でも、こんなにも意味合いが変わります。
逆に、小学一年生が使うような簡単な言葉、
「あかるい」「たのしい」「だいすき」などのシンプルなニュアンス。
誰が聞いてもわかる広い意味合いがありますが、
何が明るくて、何が楽しくて、何が大好きなのか具体的にわかりません。
難しい言葉と簡単な言葉、どちらがいいというわけではなく、
簡単な言葉で理解して感覚として備え、
難しい言葉に対して自分なりの解釈を持つことで、表現力は高まります。
そこから、辞書にはない容易な造語を作ってクリエイトしていくのもいいと思います。
ボキャブラリー+思考で知恵、
知恵+想像力で発想、
悟りを開けば、発想は感覚としてたくさんあり、
ボキャブラリーで知識化することができます。
ボキャブラリーが多ければ多いほど、
コミュニケーション能力も高まり、
言葉足らずで人に誤解を与えるどころか、
人間関係をよくします。
・人間の頭は都合よくできていない
人間の記憶力は、
性格上気にしすぎていいことも悪いことも全て覚えているか、
何も気にせず
いいことも悪いことも覚えていない全て忘れているかという具合で、
いいことや肝心なことだけ覚えている
というように都合よくはできていません。
しかし大事なのは、
考え方・意識改革・自分の性格を客観的にとらえ、
心を入れ替えることです。
そこで重要となってくるのが、
自分を客観的に見るということです。
つまり、自分から見た自分ではなく、人から見た自分です。
自分から見た自分というのは自分の物差しでしか見れないので、
結局は主観です。
主観は主観でしかありません。
人から「あなたはおおざっぱで、
おおらかで何も気にしない人ね」と言われる人が、
気にしない性格の人です。
逆に、「あなたは細やかで、
繊細でなんでも覚えている記憶力のいい人ね」など言いわれる人が、
気にすしすぎる性格の人です。
気にしすぎる人の弱点は、
嫌な記憶に振り回されてそれに縛られることです。
縛られないためには、
人は自分が思っているほど気にしてないとか、
過ぎたことをくよくよしてはいけないとか、
悪意でものを言う人はほとんどいないとか、
人が言うことに特に深い意味はないとか、
自己暗示をかけることです。
逆に、気にしない人の弱点は、
反省という概念がほぼないので同じ失敗を繰り返すということです。
それでは人間関係はうまくいきません。
そこで、言葉が足りず誤解されないように、
言葉を選んで丁寧に話すことを心がけようとか、
相手の立場になって発言しようとか、
人から注意やアドバイスを受けたら自分にどんな原因があったのだろうとか考えてみようとか、
自分を振り返ってみると自然と記憶に残ります。
心がけ一つで、
根本の性格は変えられなくても表面の性格は変えることができ、
人格者へと成長することでしょう。
・夫婦の問題や不満を子供に言ってはいけない
近年、熟年離婚という社会現象が流行しました。
私はこの現象を悪いことだとは思いません。
自由な世の中になってきた証拠です。
嫌々一緒にいて楽しいわけがありませんし、
子供が思春期・反抗期であればなおさら、悪影響です。
それどころか、児童虐待も多いのが悲しい現実です。
夫婦がいい関係であれば維持し、
悪ければ離婚すればいいのですが、
問題なのはその狭間の関係です。
子供の前で父や母の悪口や愚痴を言ったりすれば、
板挟みになる子供の気持ちを考えてみてください。
度が過ぎれば、成人した子供でも耐えきれず憤りや不信感を抱くというのに、
ましてや成長過程の思春期や反抗期の子供が聞いたら
ひねくれたりゆがんだりして非行に走ったり、
自分の殻に閉じこもって人を遠ざけるようになります。
子供のことを考えるのであれば、
中途半端に婚姻関係を続けるのではなく、
離婚して子供を育てた方がいいと思います。
日本では、母子家庭、父子家庭に対する経済的な社会保障も整っているのですから。
また、精神面では祖父母を頼るとか、親友に相談に乗ってもらうとか
、公共の相談窓口や地域相談支援センターを利用するとか、
いろいろな方法があります。
子供が成人して独立すれば、
お互いに好きな道を歩めばいいと思います。
子供のためを考えて、
夫婦関係を見つめなおしてみてください。
・無言高意識超実行
有言実行、
口で言うのは簡単ですがなかなか難しいものです。
それができるようになったら、
最終形態の「無言高意識超実行」を目指してほしいです。
視点を変えると、有言実行の有言とは、
わざわざ人に言う必要はなく、
目の前の物事をまずやってみるというのは当たり前のような気もします。
どうせやるなら、
人に自慢して言う必要はないですし(無言)、
ただやるだけではなく向上心という志を高く持ち(高意識)、
やるならとことんやる(超実行)ということです。
やるのかやらないのかが重要であり、
中途半端が一番よくありません。
そして、誰のためでもなく、
とことん自分のためになることで、血となり肉となります。
・クールと暗いとの違い。
「あの人、クールよね」とか、
「あの人、暗いよね」とか、
女性が男性に言うことが多いのですが、
一見似ていて全く逆のことを意味しており、
その線引きはどこにあるでしょう。
結論から言えば、
どちらとも口数が少ないということでは共通しています。
その中でクールな人というのは、
自分をしっかり持っていて、
口数は少ないけどいついかなる時も堂々とした態度で自信がある人のことです。
逆に、暗い人というのは周りに流されやすく、
自分の殻に閉じこもって屈折しており、なよなよして自分に自信がない人です。
口数が少なく社交的になれないことをコンプレックスに感じている方、
内向的なことを逆手にとって、暗い人になるのではなく、
クールで魅力的な素敵な男性になってください。
・刺身をおいしく食べる
私は、魚の刺身が大好きでよく食べるのですが、
刺身は何といっても鮮度が命です。
鮮度も含めおいしい刺身の見分け方を説明したいと思います。
まずは見た目です。
かんぱちでいうと、新鮮なものは、
白身の部分が白か薄いクリーム色をしていて、
赤みの血合いの部分は、
人間の血液のような発色のいい赤色をしています。
鮮度が落ちると、白身の部分も赤みの部分も灰色になっていきます。
かんぱちの天然物と養殖の見分け方は、
えさの関係のせいか、
醤油に残る油が多いのが養殖で、
身がキチキチしまっているのが天然ものです。
次に、スーパーで売っている刺身は、
手間はかかりますが、
柵で買った方が鮮度はいいです。
なぜなら、切り身の刺身は柵より空気に触れる面積が広く劣化しやすいからです。
マグロやサーモンはほとんど冷凍を解凍したものですが、
少しくらい冷凍が残るものを買ったほうがいいです。
特にマグロは腐りやすく、
冷凍技術がなかった江戸時代には、
食べられていなかったぐらいです。
食べるころに解凍されるぐらいがちょうどいいでしょう。
他に、柵の鮮度の見分け方として注意してほしいのは、
時間がたって刺身のエキスが出ていないか、
刺身の角の部分が丸く劣化していないか、
などです。
青物のサバや鯵で気を付けなければならないのが寄生虫で、
時間がたってしまったら酢漬けして食中毒を防ぎましょう。
私はマグロが大好きですが、
キハダマグロの中トロと高級な本マグロの赤身は脂ののり具合が同じぐらいです。
脂がのった刺身なら、
本マグロの大トロが最高においしいです。
値段は張りますが……。
因みに、刺身ではなく寿司として食べるときは、
シャリに醤油をつけずにネタにつけましょう。
シャリは醤油を多く含んでしまうためネタ本来の味が損なわれてしまうからです。
贅沢品でたまにしか食べられない刺身だからこそ、
おいしく食べたいものです。
・いい年の重ね方(介護職を通じて)
私が介護の仕事をしていたときに、
認知症のお年寄りのいろいろな人生模様を垣間見ました。
穏やかに年を重ねてきたお年寄りは、
結果的に親族家族から丁重に扱われ、
その人たちがよく面会に来て、
本人は判断能力は鈍っているものの、
私に会いに来てくれたと喜んでいたものです。
具体例を挙げると、
認知症の母親が好物だったパンを買ってきたり、
肺炎になった母親を心配して大病院に転院させようとしたり、
ベッドで一緒に昼寝したりと、
愛情の形は様々ですが、微笑ましかったです。
いい人生を重ねてきた人は、
どんなに困難な環境になっても、
素晴らしい老後が待っているのだと心から感じました。
そして、そのような光景を目の当たりにすると、やる気も出てきました。
人生勉強になり、
自分の生き方が変わる貴重な体験でした。
・私の幼少期。「数字とカスタネット」
私は、幼少期、サラリーマンの父親と兼業主婦の母親、
祖父と祖母、そして弟という6人家族の家庭で育ちました。
物心つく前の4歳か5歳頃、何を思ったのか、
スーパーのチラシの裏紙をセロテープで繋げていき、数字を書き始めました。
誰かから教わってもいないのに、
突然やる気になったのを今でも鮮明に覚えています。
1から1000まで、何日もかけて一つひとつ書き上げました。
今、大人になって振り返ってみると、
その時から10進法とゼロ学を理解していたのだと思います。
今でも数字は好きで、中学時代は数学と理科は飛びぬけて得意でした。
大学時代も会計学を専攻し、
税理士を目指していたぐらいです。
話が戻りますが、もう一つ幼稚園の頃の思い出があります。
先生が右手にカスタネットを持って園児と向き合い、
「カスタネットを上にあげましょう」と言いました。
子供達はみんな向き合っているので、
先生が右手で持っているという感覚はなく、
自然に左手を上げました。
しかし、とっさに僕だけが右手を上げていました。
その頃から物事を一極から見るのではなく、
逆転の発想が備わっていたのだと思います。
神童とは呼ばれませんでしたが、
明らかに何か持っていました。
・血液型別性格診断
ある心理学の専門家が、
「血液型別性格診断は思い込みだ」と言っていました。
「A型は細かい、B型は変わっている、
O型はおおざっぱ、AB型は二面性がある」などと言われていますが、
これは「バーナム効果」といって、
誰にでも当てはまるような事柄をわざと曖昧な表現で提示することで、
当たっていると思い込ませてしまう心理作用らしいです。
そこがポイントで、当たっていると思えば当たっているし、
外れていると思えば外れているのです。
でも、世の中はいいように解釈する人ばかりではないので、
外れていると思った方が無難でしょう。
先入観で性格を決めつけずに、
視野を広げて寛容な目で人をみると、
自分のためにも相手のためにもなるのではないでしょうか。
・社会的地位の高い人の去り際
人間性がはっきりと表れるのが、去り際だと思います。
例えば、選挙のときだけは愛想の良い政治家がいますが、
不祥事を起こしたときには詭弁し、
辞任するときには悪びれた様子もなく去っていく場面をたまに見かけます。
現代社会には、昔の日本の武士道精神を実践した、
侍のような「潔さの美学」がなくなりつつあります。
社会的地位が高く、
その恩恵や特権を受けているのであれば、
問題を起こしたら潔く全責任を取ってほしいです。
平和なのはいいことですが、堕落してはいけません。
社会的地位が高い人は、
立場が弱いものを助け導くために存在するのですから、去り際は潔くいてほしい。
去り際の態度で、世間の見方やその後の動きが変わると思います。
・トラブルと対決姿勢
他人とトラブルになったとき、
どうしても対決姿勢になってしまいがちです。
しかし、対決姿勢では物事はうまく解決しないことが多いです。
そこで重要なのは、
向き合ってぶつかり合うのではなく、同じ方向を向いて合意すること。
どうしても対決姿勢で解決しなければならないときは、
相手を引き込むほどの説得力とそれ相応の条件が必要です。
対決姿勢が続くと、関係はずっと平行線のままでしょう。
時には妥協や譲歩も必要で、
結果として物事が解決するのであればそれもいいのではないでしょうか。
・ありえないラーメン屋
売れないラーメン屋、
いや、あり得ないラーメン屋がありました。
店員がカウンター下で座りながら賄いを食べており、
お客は気がつかないとでも思っているのでしょう。
堂々と無礼な態度をとるお店のラーメンはやはりまずく、
残して帰ったのはその店が初めてです。
飲食店は、おもてなしの心と緻密にできた味、
が伴ってこその繁盛ではないでしょうか。
・楽しい飲み会
「楽しい飲み会」とはどんなものでしょう?
思いの丈を語り合うのもいいですし、
くだらないバカ騒ぎもいいですね。
さまざまなシチュエーションやコンセプトがあり、
楽しくない、
と感じる飲み会以外はすべて、
楽しい飲み会といってもいいのではないでしょうか。
楽しくない飲み会は、
暴言やウザがらみのせいで、
酔っぱらっていてもいい気分はしません。
気楽に話しているのに、
理詰めされるのも面白くないです。
そのような最低限のルールさえ守れば、
どんな人とでも楽しい飲み会になり、日々の生活に潤いをもたらすことでしょう。
・理想の味付け
美味しい料理を食べると幸せな気分になります。
美味しい料理に求められるのは、
まず素材の新鮮さですが、それを生かすも殺すも味付け次第です。
味付けの仕方は人それぞれですが、
それはまた、食べる人の味の感じ方によっても評価がかわります。
例えば、薄味が体にはいいのでしょうが、
あまりにも薄すぎると美味しくありません。
一方で、たまにみかけるのですが、
濃く味付けすれば美味しくなると思っている飲食店もあります。
それを好む人にとってはいいのですが、
万人には受けないと思います。
・インターネット販売のブランド品
今や便利な世の中になり、
自宅にいても気軽に買い物ができるようになりました。
インターネット販売は、
独居の高齢者や離島に住む方々の心強い味方です。
しかし、気を付けなければならなのが、
ブランド品を買う際、必ずしも正規品ばかりではないということです。
これは私自身、苦い経験をしました。
あるブランドの財布を購入して箱を開けると、
いかにも安っぽい塩化ビニールの品物が入っており愕然としました。
その財布のシリアルナンバーをスマホで検索すると、
中国のサイトに飛びます。
よくよく見ると縫い目もムラがあり、
ますます疑念が湧きました。
そこでカスタマーセンターに問い合わせると、
「アウトレット品です」との回答。
その言葉を濁した表現に対して私は、
「世の中のブランド品は正規品か非正規品しかないのでは?」と言いました。
すると担当者が、「正規品ではありません」と認め、
ポイント返還という形で終息しました。
それ以来、インターネット販売では、
日用品だけ買うように心掛けています。
そして、私はこの経験により、
ブランド品の非正規品を見極めるちょっとしたコツを会得しました。
確実に正規品を買いたいのであれば、
お金を出し惜しみせず、正規店で買うのが一番賢い選択でしょう(笑)。
・時間を巻いているヤツ
大人になると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
大人だけに、時間を巻いているヤツがいるのではないでしょうか。
そろそろ、そいつも疲れてきて、
時間の速度を遅く感じるようになるかもしれません(笑)。
・世界の創造と破滅
世界は、破滅を最終目的として創造されるわけではないでしょう。
なぜなら、創造されたものが全て破滅するのであれば、
世界の存在理由はありません。
創造するために創造され、物質文明だけに依存するのが、
間違った生命体のベクトルです。
インカ帝国、マヤ文明やアステカ文明が滅んだ事実がそれを証明しています。
これは自然の摂理で、
現代世界の繁栄を望むためには、
全ての人が物質文明とほどよく調和しながら、
スピリチュアルに今を生きることが大切ではないでしょうか。
・自由とルール
例えば、人に何か嫌なことをされて、
仕返しをしてやりたいと思ったとします。
思うだけで行動に移さなければ罪にはなりませんが、
耐えきれず暴挙に出ると犯罪になってしまうことがあります。
社会では自由の中にルールがあります。
犯罪を抑止し罰する法律がその一例です。
しかし、法律で細かく厳しく思想や行動を制限すると、
抵抗したくなるのが人間の健全な感情です。
実際、香港の民主化デモ活動がそれを証明しています。
「自由を名目に何をしてもいい」というのは間違いです。
テレビで、振り込め詐欺をする悪人が、
「経済を潤すための必要悪だ」と詭弁していましたが、
もし自分が同じ目に遭ったら正当化できないはずです。
自由とルールの線引きは、
孔子の教えである「己の欲せざること人に施すことなかれ」です。
人間は、ある程度の個人差はありますが、
本質の部分では大体共通しているはずです。
思いやりが浸透して秩序が整ったときこそ、
世界安泰となるでしょう。
・商品配列の相乗効果と商品の案内板
私はドラッグストアに勤務しているとき、
商品配列を注意深く分析してみました。
関連性のある商品は近くに配列してあります。
例えばお茶とおにぎりは、昼ご飯の相性として抜群です。
ということは、
お茶を買った人がお腹が空いていれば近くにあるおにぎりを買い、
おにぎりを買った人は昼ご飯のお供としてお茶が欲しくなるという算段です。
これはほんの一例ですが、商品と商品を関連付け、
カテゴリー別に配列し、ついでに欲しくなるという相乗効果を狙っているのです。
また、ドラッグストアでは、
一番よく売れるものは店の奥に配列してあります。
なぜかと言うと、そこにたどり着く前に、
ついでに何かを買ってもらうことで、店を歩くことに比例して売り上げが伸びるからです。
店内には、カテゴリー別の案内板がありますが、
それには詳しい商品内容を記載していないことも戦略の一つなのです。
ドラッグストアでは、ついつい余計なものを買ってしまい浪費しがちですが、
このメカニズムを知って倹約しましょう。
・卵と鶏どちらが先か
「卵と鶏どちらが先か?」の答えは、
「どちらが先でもなく、その中間のひな鳥なのでは?」という仮説があります。
卵は親鳥なくして生まれるわけがありませんし、親鳥は元をただせば卵です。
古代偶然、卵生の動物と哺乳類が交配して、
突然変異で生まれたひな鳥が鶏の始祖で、
偶然にも雄雌ともにいたので、
有精卵で子孫を繁栄させていくことができたのではないか?
と、私は推測しています。
皆さんはどう考えますか?